【三面】タイ南部パガン島で英国人の女逮捕 無許可でセックスヨガ教室を運営
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タイ南部スラタニ県パガン島で、40歳の英国人の女が逮捕された。女は島内で「セックスヨガ」と称するグループレッスンを開催していたが、当局は、内容がわいせつにあたる可能性があるうえ、所持していた労働許可証がヨガ教室の業務内容をカバーしていないとして、労働許可条件違反などの疑いで摘発した。
タイでは、外国人が国内で報酬を得て働く場合、労働許可証の取得が義務付けられている。労働省管轄の「外国人就労法」により、就労内容や雇用主、勤務地などが許可証には明記されており、記載内容と異なる活動を行った場合は違反とみなされる。外国人が無許可または許可条件外で働いた場合、罰金に加えて国外退去や再入国禁止措置を受ける可能性がある。
観光地として知られるパガン島などの島しょ部では、近年、外国人インストラクターによるヨガやフィットネス、ダイビング講習などが増えており、一部ではビザや労働許可証を取得しないまま営業するケースも指摘されている。労働省は、こうした違法就労がタイ人の雇用機会を奪いかねないとして、観光地での抜き打ち検査を強化する方針であり、今回の摘発もその一環となっている。
