【三面】特殊詐欺関与の中国人男をドンムアン空港で逮捕　被害額290万バーツ

タイ警察は、特殊詐欺や資金洗浄に関与した疑いで中国人の男（39）をドンムアン空港で逮捕した。同男は出国を試みたところ警察に拘束された。被害者から今年3月、総額290万バーツを騙し取られたとの苦情が寄せられており、警察が行方を追っていた。

タイでは近年、特殊詐欺グループによる国際的な資金移動が問題化しており、国家警察庁はサイバー犯罪制圧部門（CCIB）を中心に摘発を強化している。タイ中央銀行は、不審送金のモニタリングを金融機関に義務付け、疑わしい取引は即座に報告する体制を整えている。

観光業の回復に伴い空港利用者が増える中、警察は国境や空港など水際での取り締まりを強化。また、移民局はパスポート偽造や不法滞在を含む犯罪者の国際ネットワークにも警戒を強めている。