【政治】野党・人民党の支持率が中部17県で上昇 国民の関心は政治安定より物価安定
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タイ国立開発行政大学院大学(NIDA)は、タイ中部17県における政治意識調査の結果を発表。最大野党である人民党の支持率が上昇傾向にあると報告した。調査は11月10〜13日に電話で実施され、18歳以上の有権者2000人が回答した。
NIDAによれば、回答者の多くが経済政策や生活費高騰への対応を重視しており、物価安定を求める声が支持率上昇に影響した可能性が高い。NESDCの統計では、2024〜25年のインフレ率は1〜2%の範囲で推移しているが、国民生活への負担は依然として大きい。
また、タイ中央銀行は家計債務がGDP比90%前後で高止まりしていると指摘しており、それだけに生活改善を訴える野党のメッセージが国民の胸に刺さっている。
