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【三面】北部パヤオ県で覚醒剤500万錠を押収 組織関与の可能性高く徹底捜査へ

タイ北部パヤオ県で先ごろ、チェンライ県出身の男(21)が約500万錠に上る大量の覚醒剤を所持していたとして警察に逮捕された。押収量の多さから容疑者が麻薬組織の一員である可能性が高いとして捜査が進められている。

北部国境地域では、メタンフェタミン「ヤーバー」の大量流入が続いており、タイ警察は毎年数千万錠の規模で押収。ミャンマー側の生産拠点では依然として大規模製造が行われているとみられ、タイ警察は輸送ルートの断絶に重点を置いた作戦を継続中だ。

また、北部から中部、バンコク方面への輸送網はトラックや個人車を利用した小分け輸送が多く、摘発の難しさが指摘されてきた。今回の500万錠押収は、組織的な物流網を把握する上で重要な手掛かりとなると警察ではみている。政府は今後も越境犯罪対策を強化し、関係省庁が連携して取り締まりの精度を高めていく方針だ。

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