【三面】プーケット県でコカイン密売容疑のナイジェリア人男を現行犯逮捕
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タイ南部プーケット県カトゥー郡で、ナイジェリア人の男(31)がコカイン密売容疑で警察に逮捕された。警察は客を装って接触。男がパトン病院の駐車場で薬物を引き渡そうとしたところを押さえ、現行犯として身柄を確保した。
タイ政府は近年、薬物犯罪を治安悪化の主要因と捉え、取り締まりを強化。特に観光地プーケットでは、観光客増加に伴い薬物関連事件が散発しており、地元警察が監視を強めている。タイ警察は今年、違法薬物の押収量が前年を上回る見通しを示しており、国際犯罪組織による覚醒剤やコカインの流入が依然として深刻な課題となっている。
また、観光スポーツ省によれば、プーケットは外国人観光客の回復で旺盛な人流が続いており、犯罪組織が市場を広げようとする動きが指摘されている。政府は今後、観光地での潜入捜査の拡大や関連施設の監視強化によって犯罪抑止を図る方針だ。
警察当局は事件の背後に国際的な薬物販売網がある可能性も視野に入れており、携帯電話の通信記録や金融取引の解析も進めている。
