【車両】タイ自動車保険が原則記名式へ 無免許加入は不可 違反は免責最大8000バーツ
広告

タイ保険監督当局(OIC)は、自動車保険について「有効な運転免許の保有」と「保険証券への運転者氏名の記載」を求める新ルールを導入した。これにより、個人向け車両で運転者を特定しないAny Driver型の契約は原則できなくなり、免許を持たない場合は加入できない。運転者の記名は最大5人まで可能とする。
事故を起こした運転者が証券に記載されていない場合、契約者が自己負担する免責(自己負担額)が最大8000バーツ発生。内訳は相手車両の修理2000バーツ、自車の修理6000バーツとなる。
適用は、新車登録から1年以内の車にはすでに適用が開始されており、1年超の車は2026年1月1日からとなっている。
当局は、記名式で運転履歴を明確にし、安全運転の規律を促す狙いがあると説明。将来的に保険料算定にも反映し、保険金請求(クレーム)履歴がない運転者には最大40%の割引が得られる可能性があるとしている。
