【貿易】タイ国境貿易、輸出の1割支えるも閉鎖長期化で2026年目標1.9兆に暗雲強まる
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タイの国境貿易と通過貿易は、輸出額の約10%を占めており、域内物流を支えてきた。タイ商務省外国貿易局は国境・通過貿易の2026年目標を1兆9000億バーツに置くが、国境の緊張と検問所の閉鎖が長引き、貿易が滞るリスクも高いとした。ちなみに、タイ・カンボジア国境の閉鎖で貿易がストップした場合の経済損失は1日5億バーツと試算する。
ミャンマー側でも混乱が続き、メーソートとミャワディを結ぶ第2友好橋の国境は昨年8月18日以降、閉鎖が続く。過去の貿易統計では2021年が1兆7192億1200万バーツ(輸出1兆325億300万、輸入6867億900万、黒字3457億9300万)、2022年が1兆7422億6800万バーツ(輸出1兆279億1700万、輸入7143億5100万、黒字3135億6600万)で推移。
2023年は1兆7108億7300万バーツで、輸出9807億2800万バーツ、輸入7301億4500万バーツ、黒字2505億8400万バーツ、2024年は総額1兆8157億6200万バーツで、輸出1兆485億100万バーツ、輸入7672億6200万バーツ、黒字2812億3900万バーツ。
そして、2025年はカンボジア国境の混乱が強まったが、総額は前年比6.7%増の約1兆9400億バーツへと伸び、通過貿易は同24.4%増の1兆400億バーツ超と過去最高を更新した。 外国貿易局は2026年度に国境貿易フェアを6回開き、コンケン、チェンライ、ナコンシタンマラート、ピサヌローク、チャンタブリ、サケオで需要を喚起する。国境貿易の先行きが読みにくい半面、通過貿易は電子関連を中心に成長が続くとの見立ても示された。同局は世界需要の増加とタイ国内の電子・データセンター投資を追い風に挙げている。
