【製造】タイ投資委員会かタイを安全な生産拠点に再定義、EV3.5と半導体戦略を前倒し FastPassで許認可を2〜5割短縮
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タイ投資委員会(BOI)は中東紛争に伴うエネルギー・物流コスト上昇を、供給網の分散需要を呼び込む機会と捉え、タイを「安全で確実な生産拠点」として前面に押し出す。
ナリットBOI事務局長は、世界の緊張は一過性ではなく新たな秩序として定着しつつあるとし、食料、エネルギー、サプライチェーン、人の安全という4つの安心軸を提示した。強みとして、HDDは世界の70〜80%を生産し、プリント基板(PCB)でもASEAN首位級の集積地となっている点を挙げる。
また、EVでは東南アジア最大の生産拠点としての地位を強調。補助金の継続性と部品の現地調達を促すEV3.5政策の継続を新政権に求める。半導体戦略も本格実装が近く、人材育成では5年で8万人を目標に掲げた。電力面ではデータセンターとAI産業向けに、クリーン電力を直接調達できるDirect PPAの導入を急ぎ、2000MWの供給枠を想定する。
そして、手続き改革として8機関と連携するThailand FastPassを進め、審査期間を20〜50%短縮する。
・BOIは不安定な世界情勢を機に、タイを安全な生産拠点として売り込む方針
・HDDは世界70〜80%生産、EVは東南ア最大の生産拠点と強みを提示した
・EV3.5で補助金継続と部品の現地調達を促し、産業基盤の定着を狙う
・半導体人材を5年で8万人育成、Direct PPAでクリーン電力2000MWを想定
