【経済】イラン戦争でタイの金価格が急落 バーツ通貨は10カ月ぶりの安値に
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イラン戦争の長期化が世界市場を揺らし、タイでも株式、金、債券、通貨が同時に売られる展開となっている。3月23日のタイ金相場は国内価格の改定が106回に達した後、最大3950バーツ下落し、午後5時16分時点で金地金が6万6900バーツ、装飾品が6万7700バーツとなった。金スポットは1オンス4365ドル前後まで下げ、直近3〜4日で約400ドル下落、3月上旬の高値から17.6%の調整局面に入った。米2年国債利回りが3.93%まで上昇したことが、金の下押し要因になった。
タイ株式市場もSET指数が35.65ポイント安の1397.34で引け、出来高は614億9000万バーツ、最高値1409.81、最安値1396.11を付けた。UOBアセットは戦況が拡大すれば1300割れの恐れがある一方、緊張緩和なら1550まで回復余地があるとし、1350を押し目買いの水準とした。
為替はバーツが対ドルで一時33.03から33.06のレンジに下落し、2025年5月以来の水準で10カ月ぶりの安値となった。短期レンジは32.30〜33.50を見込み、ボラティリティ抑制のため中銀がドル売り・バーツ買いで介入した結果、3月13日までの週で外貨準備は43億ドル減の3060億ドルと約10週間ぶりの低水準となっている。
海外勢の売りも目立ち、3月2〜20日の債券流出は429億8000万バーツ、株式の売り越しは367億2000万バーツに達した。
