【運輸】タイ航空、燃油急騰で取締役会が危機対応協議、運賃1〜2割上げと投資延期など検討
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タイ国際航空(THAI)は中東情勢の緊迫で燃油費と需要見通しが揺らぐなか、近く取締役会を開き追加の危機対応策を協議する。チャイ最高経営責任者(CEO)は、ジェット燃料価格が紛争前の1バレル約80ドルから足元で約220ドルへ急騰したと説明。この燃油高を受け、航空券を段階的に10〜15%引き上げたという。
中東の混乱がさらに2カ月長引いて5月まで続き、原油が1バレル240ドルに達すれば、運賃の再調整に加え、運航計画の見直し、減便、目的地によっては運休も検討するという。また、手元資金は1200億バーツを確保しているが、投資の先送りや費用抑制で現金の温存を最優先する。
THAIの平均搭乗率は約90%と高水準を維持しているが、先行予約は前年同期比で約10%減少。2026年の売上高目標は2000億バーツで前年比約5%増を見込むが、混乱が長期化すれば達成は難しくなる。
