【政治】アヌティン首相が議会で所信表明 家計支援、制度改革など柱に
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タイのアヌティン首相は4月9日、議会で所信表明を行い、成長と家計支援、制度改革を柱に掲げると発表した。中東情勢の影響でエネルギー価格と生活費が上振れするなか、雇用創出と債務整理を急ぐため、中小企業のコスト低減や予算執行の効率化を進める。
消費下支えでは「条件付き半額負担」などの補助策を示しつつ、財政規律も守ると強調。投資面では先端技術の育成と規制の整理を進め、許認可の迅速化を図る。安全保障では国境管理や国際犯罪、資金洗浄への対策を強め、薬物問題では取り締まりの徹底を掲げた。また、外交は「中道」志向で新興パートナーとの連携を深め、観光と農業の高度化も成長源に位置付ける。
ただ、景気が弱い局面で刺激策と改革を同時に走らせる難度は高い。電力市場の改革やグリーン投資促進など、企業活動に直結する制度変更の具体像が、タイ市場を見る日本企業の判断材料となる。
