【貿易】 タイから米国向け輸出が減速 コメ・自動車用タイヤに打撃
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2025年1~7月のタイ輸出額は1954億3300万ドル(約6兆5000億バーツ)で前年同期比14%増となった。しかし、8月以降は米国による報復関税19%発動の影響で受注が減速している。
米国向け輸出は397億8000万ドル(約1兆3200億バーツ)で前年比30%増と高水準だったが、これは関税発効前の駆け込み需要によるものだ。輸出業界は、年後半の消費者受容度によって数量が決まるとみており、価格転嫁が課題となっている。
- コメ:最大市場の米国で注文が停滞。ベトナムやインドもそれぞれ20%、50%の関税を課されており、相対的には競争力を維持。
- ゴム製品:医療用手袋は関税19%が新たに適用され、需要が鈍化。乗用車タイヤは既に25%課税されており追加影響はないが、大型車両用タイヤは従来12%から31%へ大幅増税。
