【資源】4月21日からディーゼル価格が1.20バーツ値下げ 原油安を受け燃料基金が調整
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タイの石油燃料基金管理委員会は4月20日、国際原油価格の軟化を踏まえてディーゼル・ガソリン類の基金拠出率・補償率を見直すことを決定した。これを受けPTTオイル&リテール(OR)とバンチャック社は4月21日午前5時から、ディーゼル系全品種の小売価格を一律1.20バーツ値下げした。一方、ガソホール・ガソリン類の小売価格は据え置きとなった。
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国際価格の軟化がディーゼル値下げの根拠に
委員会によると、4月20日時点でのディーゼルの国際指標価格は1バレル当たり約155米ドルと、4月16日の172米ドルから下落した。この変動を根拠に、同委員会はB7ディーゼルの補償率をリットル当たり1.07バーツ、B20ディーゼルを同0.72バーツそれぞれ引き下げた。新小売価格はPTTおよびバンチャックのスタンドでいずれも、B7ディーゼルが41.70バーツ/リットル、B20ディーゼルが34.70バーツ/リットルとなった。
基金の財政負担は大幅に縮小
今回の調整で、同基金の日次支出は従来の12億バーツ超から5375万バーツへと激減する見通しだ。基金の流動性を回復させることで、今後のエネルギー価格の急変動に対するバッファー機能を強化する狙いがある。タイの燃料調整機能の中核を担う石油燃料基金は、今年2月末の中東紛争勃発後に急速に赤字が拡大し、4月20日時点での累積赤字は620億バーツを超えていた。日系製造業や物流企業にとって、輸送・生産コストを直接左右するディーゼル価格の動向は引き続き最重要事項の一つだ。
