タイ貢献党がお騒がせ重鎮議員移籍の可能性を否定 息子は国民国家の力党への移籍完了
中核与党・タイ貢献党の重鎮、チャルム議員(77)が先ごろ、同党を離れて与党・国民国家の力党(PPRP)に移籍する可能性を口にしたことを受け、貢献党のソラウォン幹事長はこのほど、「我が党がチャルム氏を追い出す手続きを開始することなどあり得ない」と明言した。
チャルム議員の息子、ワン氏(49)は先ごろ、選挙に関する貢献党の方針に反発してか、PPRPに移籍すべく貢献党を離脱。チャルム議員も先に「貢献党が私を追放すれば、私も息子のようにPPRPに移籍できるのだが」などの発言をしていた。
これを受けてソラウォン幹事長は、「党規に違反しない限りメンバーを追放することはできない。チャルム氏は何も違反していないし、党にとって貴重な存在であり、党は彼を手放さない」と述べた。
チャルム氏は年齢のせいか今は政治の表舞台に出ることはほとんどなくなったが、以前は歯に衣着せぬ発言でトラブルメーカーとしても知られた人物だった。