批判多発の大麻合法化　タイ保健相は「もう後戻りできない」

大麻が６月９日から合法化され、乾燥大麻や大麻成分入りの食品などが販売されるようになったが、これにはとりわけ青少年への悪影響を懸念する批判的意見が少なくない。たが、アヌティン副首相兼保健相は７月26日、合法化を一時的に停止するなど政策を後戻りさせることは考えていないと明言した。

大麻合法化については、法整備が追いついていないとの指摘があるが、保健相によれば、大麻関連法案を精査している下院委員会が８月中に作業を終え、同案が議会を通過した後、国王陛下のご承認を得ることになるとのことだ。 保健相は、「大麻を再び違法な麻薬として扱うことはできない。合法化は医療と経済にとりプラス。もう後戻りはできない」としている。