プラユット首相が下院議員に要請 「責任を全うしてほしい」
下院議員約30人の辞職に伴い、下院が機能不全に陥ると懸念する声が出ているが、プラユット首相は12月15日、残った下院議員に対し、国会議員としての責任を全うするよう要請した。
首相は連立政権を構成するすべての与党に所属議員を下院の会議に通常通りに出席させるよう求めているものの、出席議員数が定足数に達せずに会議を開けない事例が報告されている。
今回の下院議員の大量辞任は来年の次期総選挙を睨んだ動きとされているが、これについて、チュアン下院議長は、「異常なことではない。チャワリット政権(1996~97年)でも(大量辞任が)起きたが、政権はこれを乗り越えることができた」と話している。