外国人を含めた住民数による下院議員数算定は不可
各選挙区の下院議員数(定数)は住民数に応じて決められているが、ここに来て住民数に外国人が含まれていることが問題となっていたが、憲法裁判所は3月3日、タイ国籍を持たない外国人を加えた住民数で定数を決めることはできないとの判断を示した。
これまでは法律の不備に伴い、永住権を持つ外国人、一時在留が認められた外国人、10年以上居住する外国人が定員算定の際の住民数に含まれていた。
今回の憲法裁の判断は過去の選挙には影響しないものの、選管は今後の選挙については判断に従って定数算定をやり直す必要があるという。