ピタ前進党党首 不敬罪規定改正の方針を堅持
ピタ前進党党首が首相指名選挙の1回目の投票で過半数の賛成票を得られず、首相指名を獲得できなかったのは上院議員の多くが同党の主張する、不敬罪を規定した刑法112条の改正に難色を示したためとみられているが、同党は7月14日、今後も112条改正を求める方針に変わりはないと強調した。
チャイタワット同党幹事長は同日、「タイ貢献党の幹部とピタ党首を首相に据える方策について意見を交換したが、ここでは19日に予定されている首相選の2回目の投票でもピタ党首を首相に推挙することで意見が一致した」と明らかにした。
このほか、同幹事長は、「我々が不敬罪に関する態度を変更しても、上院議員(の多く)がピタ党首に投票することはないと考えている」とも述べた。このため、前進党は上院での支持拡大ではなく、反対票を投じた下院議員の寝返りを狙っているとの見方も出ている。