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新政権誕生遅延 タクシン元首相の帰国にも影響か

 長年にわたって事実上の亡命生活を続けてきたタクシン元首相は8月10日にタイに帰国する心づもりと報じられていたが、タクシン派・タイ貢献党関係筋によれば、新政権の誕生がさらに遅れる見通しとなったことから、元首相の帰国も延期される見通しという。

元首相は帰国すれば即収監となることから帰国プランには懐疑的な見方も出ていたが、次女で貢献党幹部のペートンターン氏は、「10日にドンムアン空港に帰国する」と報告。だが、関係筋によれば、元首相が帰国の意向を示したのは貢献党などの旧野党陣営の政党が新政権を構成する可能性が高まったことが最大の理由と考えられるものの、4日に予定されていた首相選の第2回投票が急遽延期になって近々の新政権誕生が見込めなくなったことから元首相は帰国の延期を決めたとのことだ。

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