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ピタ前進党党首 「首相指名選出馬は今も可能」

 総選挙で第1党となった前進党のピタ党首は8月10日、憲法裁判所の判断の如何にかかわらず、首相指名選挙の投票において同党首が再び首相に推挙されることは可能との見解を示した。

ピタ党首は第1回投票で賛成票が過半数に届かず、首相指名獲得に失敗。第2回投票でも前進党によって再び首相に推挙されたものの、この推挙の是非を巡り議論が紛糾したため、国会議長が上下両院議員による採決を実施。その結果、賛成多数でピタ党首の再推挙が却下された。これは同じ国会の会期中に否決された動議を再度国会に提出することはできないとのルールに則ったものだが、これについては「却下は憲法違反」との反論もあり、憲法裁がこの件について判断を下すことになっている。憲法裁が「再推挙却下は違憲」との判断を示せば、ピタ党首は晴れて首相指名選に再出馬することが可能となるわけだが、同党首は今回、憲法裁の判断にかかわらず、自分には首相選に再出馬する権利があると訴えた。

なお、同党首は、前進党が退いてタイ貢献党に新政権樹立を任せている最中なので、「私が再出馬するのは可能であるものの、今は再出馬のタイミングではない」としている。

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