タクシン元首相が明言「8月22日に帰国する」
2008年から事実上の亡命生活を続けているタクシン元首相だが、8月22日にタイに帰国する予定という。元首相の次女で、タクシン派・タイ貢献党幹部のペートンターン氏が先ごろ、元首相が22日にプライベートジェットで帰国するので、同日午前9時にドンムアン空港で出迎えるとネット上で明かし、タクシン元首相も英BBCの取材に対し、「22日に必ず帰国する。再度の延期はない」と明言している。
タクシン元首相と同じく2017年8月から事実上の亡命生活を続けている妹のインラック元首相もタクシン元首相と一緒に22日にタイに帰国する見通しとのことだ。
2人は19日、これまで生活の拠点としていたアラブ首長国連邦の首長国のひとつ、ドバイを離れてシンガポールに向かったとされ、22日に同国からタイに帰国する予定。
政界観測筋によれば、22日は首相指名選挙の第2回投票が予定されているが、タクシン元首相は貢献党のセーター氏がこの投票で首相指名を獲得できる、すなわち貢献党を中核とする連立政権が誕生すると見込んで22日に帰国することにしたとも考えられるという。