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セーター氏の釈明を一部上院議員が要求 首相指名選

8月22日に予定されている首相指名選挙の第2回投票で今のところ、タイ貢献党は不動産大手センシリのCEOだったセーター氏を首相に推挙する見通しだ。しかし、同氏については土地取得にまつわる不正に関与していたとの指摘がチュウィット元下院議員から出ており、一部上院議員から、同氏に投票するか否かを決める前に同氏から釈明を聞きたいとの意見が出ている。

タイ貢献党はこれまでに複数の政党の支持を取り付けており、下院(定数500)の過半数を確保できているというが、セーター氏の首相指名獲得を実現するには上下両院議員による首相選の第2回投票で少なくとも上院議員60人あまりの支持が必要となる。セーター氏に対しチュウィット氏にはっきり反論するよう求める声もあるが、これまでのところ同氏は明確な釈明に消極的姿勢を示しているようだ。

一方、セーター氏に不正疑惑が浮上したため貢献党はセーター氏に代えてタクシン元首相の次女のペートンターン氏を首相に推挙する方針との噂が広まっている。このため、ソムチャイ上院議員は20日、貢献党に対し、誰を首相に推挙するかをはっきりさせるよう求めた。 なお、首相は総選挙後の首相指名選挙で決まるが、総選挙で候補を擁立する政党には中央選挙管理委員会への届出時に1党当たり3人まで首相候補を挙げることが認められている。その後、総選挙で25議席以上を獲得した政党の首相候補だけが首相指名選挙に出馬することができる。タイ貢献党の首相候補はセーター氏、ペートンターン氏、チャイカセム氏の3人。

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