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セーター新首相 国益最優先を強調

国王陛下のご承認を得て正式に第30代首相に就任したセーター氏は8月23日、所属するタイ貢献党の本部で、同氏が首相を務めるこの先4年間は変化の期間だと指摘するとともに、国益を最優先に首相の職務を遂行すると強調した。

セーター首相はまた、タイは問題山積で、これが不平等と災禍をもたらしてきたが、解決策を打ち出して状況改善に努め、予算の使い方でも透明性と効率を優先して官民両部門の協力と成長の促進に最善を尽くすと力説した。

一方、連立政権を構成する政党への閣僚ポスト配分に注目が集まっているが、関係筋によれば、民主党が政権に参入する可能性があるためか、23日時点ではまだ最終決定していないという。貢献党が先ごろ発表した連立政権構想には、これまでプラユット政権の一翼を担ってきた民主党は含まれていなかった。だが、民主党議員25人のうち16人が首相選でセーター氏に賛成票を投じており、貢献党からも民主党を新政権に迎えてもよいとの意見が出ているとのことだ。

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