ベテラン政治家のウィサヌ副首相が政界引退へ
法律エキスパートとして知られるウィサヌ副首相(71)は8月25日、「新政権の誕生後は政治にかかわらない」と述べ、政界引退の意向を明らかにした。
タイ南部ソンクラ県ハートヤイ郡出身のウィサヌ氏は国立タマサート大学法学部卒業後、米カリフォルニア大学バークレー校に留学して法律学博士号を取得。1996年から2002年まで内閣官房長官、2002年から06年までと14年から現在に至るまで副首相を務めている。
同氏は政界引退後は国の法律最高諮問機関である法令委員会の仕事は続けるものの、政治にはかかわらずに家で孫と一緒に過ごしたり、客員講師を務めたりしたい考えだ。