名門大学2校によるサッカー試合 首相が恒例の政治風刺パレードに横やり
3月24日の総選挙に向けて政治活動が活発化することが確実視されるなか、プラユット首相は2月5日、国立大学の双璧をなすチュラロンコンとタマサートによるサッカー試合(2月9日開催)の主催者に政治風刺をしないよう協力を求めたことを明らかにした。
この伝統の試合では競技場で試合前に張り子の山車のパレードを行い、政治風刺をするのが恒例。だが、報道によれば、タマサートの学生たちがこのほど「プラユット首相や閣僚を揶揄する山車を作らないよう言われた」と暴露した。
これについて、プラユット首相は、「関係当局から報告を受けていた」と述べ事実であることを認めるとともに、「政治風刺に関し学生は表現の自由だと主張するかもしれないが、限度というものがあることも知らなくてはならない」と警告した。