イスラエル在住タイ人の退避加速のためサウジに協力要請へ
イスラム組織ハマスによるテロ攻撃に伴うハマスとイスラエル軍の戦闘激化によりイスラエルで就労している大勢のタイ人がタイへの帰国を待ち望んでいる問題で、セーター首相は10月16日、東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国と湾岸協力理事会(GCC)の首脳会議においてタイ人が速やかに帰国できるようサウジアラビアに協力を要請する予定であることを明らかにした。
GCC加盟国のバーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦とASEAN加盟10カ国の首脳が出席する第1回ASEAN-GCC首脳会議はサウジの首都リヤドで開かれる予定であり、タイからはセーター首相が出席する。なお、セーター首相によれば、ハマスに拉致されたタイ人の解放については、ハマスとの交渉に進展がみられると報じられてはいるものの、今のところ明るい兆しは何もないとのことだ。