潜水艦購入代替案　中国との交渉が間もなくスタート　タイ国防相が報告

スティン国防相によれば、中国が潜水艦の代わりに哨戒艇２隻かフリゲート艦１隻をタイに販売する案について、間もなく２国間で交渉が開始される予定だ。

潜水艦については、タイ海軍の発注に基づき中国がドイツ製エンジンを搭載したものを建造してタイに販売することになっていたが、ドイツが安全保障上の問題を理由にエンジン提供に難色を示し、暗礁に乗り上げたままとなっている。このため、タイ側が潜水艦の代わりに警備船などを建造してタイに販売することを中国側に持ちかけ、先ごろ中国側がこれを受け入れたと報じられた。

国防相によれば、哨戒艇かフリゲート艦を中国に発注するとなると新たに50億～60億バーツを中国側に支払う必要があるものの、潜水艦購入を取りやめてタイが潜水艦のために中国に支払った70億バーツ以上を失うよりましとのことだ。