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野党・民主党の政権参入 セーター首相が「単なる噂」と完全否定

 タイで最も長い歴史を誇る政党である民主党を連立政権に引き入れることをセーター首相が計画していると情報があるが、首相は4月2日、「単なる噂にすぎない。民主党を政権に入れることは考えていない。(民主党からの入閣を可能にするための)内閣改造も考えていない」と明言した。

首相によれば、現政権は下院の500議席中314議席を占めており、25議席の民主党を参入させる必要はないという。首相は、「民主党参入について話し合ったことはない。前にも言ったように我々は絶対多数となる314議席を有している」と説明。また、報道陣から確認を求められると、首相は、「噂は噂」と述べ、根も葉もない流言にすぎないと強調した。

なお、民主党は過去に連立政権の中核政党となったこともあるが、近年は人気が落ちており、かつては圧倒的人気を誇った首都バンコクでも2019年と2023年の総選挙で立て続けに獲得議席ゼロを記録している。

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