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10年前の古米 カビ発生不安も商務相は売却の意向 「南アフリカに輸出」との提案も

約10年前にタイ政府が買い上げたコメが東北部スリン県の倉庫に大量に保管されていたのが最近判明したが、プムタム副首相兼商務相はこのほど、このコメを政府が売却して現金化する方針であることを改めて確認した。

プムタム大臣によれば、コメをそのまま放置して腐らせるよりは、競売にかけて売却して政府が利益を得るのが望ましいという。また、落札した民間企業にコメをどのように現金化するかを指図する権限は商務省にはないものの、発酵によるアルコール生産のためにコメを購入したがっている業者がいるほか、南アフリカに輸出するという話も出ているという。

この古米に関しては、カビが産生するカビ毒であるアフラトキシンに汚染されている恐れがあるとの声もあるが、大臣は、「近代的な技術を駆使してコメの品質を改善できれば、食べても安全だろう」と強弁した。

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