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賃金3者委員会 全国一律でなく都県の状況に応じた適切な引き上げ額なら容認との姿勢

1日当たり最低賃金の全国一律400バーツへの引き上げを巡って、最低賃金の決定権を有す3者委員会と政府が綱引きを繰り広げている問題で、同委員会はこのほど、400バーツへの引き上げに関して自ら判断を下すのを避け、代わりに各都県の賃金小委員会にそれぞれの都県の状況に応じた適切な最低賃金を設定するのを認めることにした。

全国で400バーツに最低賃金を引き上げるという労働省の提言は西部ペチャブリ県で先ごろ開かれた移動閣議で了承されたものの、3者委員会は、最終的な決定権を有する同委員会の頭越しに政府が最低賃金を引き上げようとしていることに反発しており、3者委員会としてはまだ引き上げを承認していない。

政府は来年度の始まる今年10月1日から400バーツに引き上げる構えを見せているが、3者委員会は各都県の小委員会に対し、来年度初めからの賃上げが可能かを検討・判断するよう指示した。

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