タイ商務相「10年前に当時のインラック政権が買い上げた大量のコメは汚染なく安全」
タイ東北部スリン県の倉庫に貯蔵されていた、10年前に当時のインラック政権が買い上げた大量のコメについて、プームタム副首相兼商務相は外遊先のイタリアで、「民間の研究機関による検査でアフラトキシンなどに汚染しておらず、安全に食することができるものだと判明した」と報告した。
ある報道関係者がスリン県の倉庫2か所に貯蔵されていたコメのサンプルを民間の研究機関に持ち込み、そこで検査が行われたという。商務相は、「サンプルの検査を依頼したのがジャーナリストということもあり、私としては検査結果に満足している。ただ、保健省医療サービス局でも追加の検査を行う予定だ。政府としては、インラック政権のコメ買い上げで大きな損失が出ていたことから、見つかった1万5000トンに及ぶ貯蔵米を競売で売却し、いくらかでも損失の補填になればと考えている」と述べている。