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タイ製装甲車と銃器をブータンに引き渡し タイ防衛産業の国際市場での信頼感増に期待

バンコクで5月27日、タイ製の装甲車10台、カービン銃200丁、拳銃30丁をブータン側に引き渡すセレモニーがスティン国防相やブータン政府関係者の出席のもとに執り行われた。

装甲車はタイの国防技術研究所(DTI)と民間会社チャイセリ・メタル・アンド・ラバー社からなる合弁会社のタイ防衛産業社(TDI)が製造したもので、すでに数か国に輸出実績があるという。また、銃器は企業グループのウエポンズ・マニュファクチュア・インダストリーズ(WMI)が製造を担当した。

スティン国防相は、「TDIとWMIによる軍用品輸出の成功は、タイの防衛産業にとって大きな一歩。この産業における民間部門の能力の高さを示しており、国際市場でタイの防衛産業がさらに信頼を得ることにつながる。また、防衛産業は、タイ政府がタイ経済の成長に弾みを付けるために支援を提供している重点産業のひとつである」と述べている。

ブータンはヒマラヤ山脈の東端に位置する仏教王国で、面積が九州とほぼ同じ約3万8394平方キロメートル、人口が約78万2000人(2022年:世界銀行資料)となっている。

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