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上院議員選挙 特定の勢力や政党候補を支援するため票操作目的だけの候補者が存在か

先ごろ上院議員250人の任期が満了したため、新たに200人の上院議員を互選で決める選挙が現在実施されているが、現在新上院議員が決まるまで暫定的に上院議員を務めているソムチャイ氏はこのほど、特定の勢力や政党の支持を受けている候補者を当選させるべく、これら候補者の得票数を伸ばすために立候補した者がいると改めて主張。さらに、6月16日に予定されている2回目の選考で、このような候補者の存在をはっきり確認することができるとの見方を示した。

初回の郡区レベルの選考は9日に行われており、2回目の都県レベルの選考を経た後、全国レベル選考で新上院議員が決まる。ソムチャイ氏によれば、選考は候補者同士の投票による互選となっているが、次回の選考では、特定候補に票が集中し、票の操作のために動員された候補者がいることが明白になると予想されるという。

この件について、法律専門家のウィサヌ首相顧問は11日、「郡区レベルの選考で(票の操作とみられる)問題が確認されたが、取るに足らないもので、選管もほとんどの郡区で候補者がまだ少ないために選考はスムーズに行われたと説明している」と指摘したものの、都県レベルの選考に関しては「懸念すべき理由がありそうだ」と述べ、より大きな問題が発生する可能性を示唆した。 なお、新しい上院議員200人は、20職種からそれぞれ10人ずつ選ばれることになっている。

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