タイ上院議員選挙　最後の互選が行われ200人に絞り込む　当選者は７月２日に発表

軍部によって任命された上院議員250人の任期満了に伴い新たに200人の上院議員を決める上院議員選挙は６月26日、バンコクに隣接するノンタブリ県の会場で候補者による３回目かつ最終の互選が行われ、候補者が200人に絞り込まれた。当選者は７月２日に正式発表される。

また、中央選挙管理委員会は26日、不正が疑われる行為について１回目の互選から把握しており、調査を行っていることを明らかにした。

今回の互選で200人に残らなかったある候補者は、著名な政治家から電話がかかってきて特定候補10人への投票を候補１人につき５万バーツで持ちかけられたことを明らかにしたが、通話は録音しておらず、証拠は存在しないという。

なお、新上院議員は、20職種からそれぞれ10人、合計200人選出されるが、それぞれの職種で当選を果たせなかった10人、合計100人が予備となっており、上院議員に欠員が生じた場合に繰り上げ当選となる。