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憲法裁 「9月前に2大政治訴訟の判決下す」 最大野党解党、現職首相失職の可能性も 

憲法裁判所のナカリン長官はこのほど、最大野党・前進党とセーター首相に関連する裁判2件について憲法裁が9月になる前に判決を下すとの見通しを示した。

前進党は昨年5月の総選挙の運動期間中に不敬罪を規定した刑法112条の改正を公約に掲げたことが王制転覆の試みとされ有罪となった。その後、中央選挙管理委員会が前進党を憲法裁に提訴。現時点で解党処分の判決が下るとの見方が支配的となっている。

一方、セーター首相は先の内閣改造で過去に法廷侮辱罪で有罪になった人物を首相府相に起用したことが政治倫理に関する憲法規定に違反しているとして憲法裁に提訴されている。

ナカリン長官によれば、憲法裁では7月3日、これらの裁判について判事が検討を行う予定だが、具体的な手続きの進め方に関しては、裁判所の独立性を侵しかねないため、発言できないという。前進党のピタ前党首は「前進党解党を企んでいる者がいる」と述べているが、長官は「憲法裁はどのようなコメントにも反応しない」とだけ述べている。

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