上院議員選挙 当選者200人の発表を意図的に遅延との批判に中央選管が反論「検証中」
上院議員選挙の当選者発表は7月2日と報じられていたが、いまだに発表がない。このため、「中央選挙管理委員会が発表を意図的に遅らせている」との批判も出ているが、中央選管のイティポン委員長はこのほど、いくつかの点をはっきりさせる必要があり、そのために当選者を発表していないだけだと反論した。
今年5月に5年の任期が満了となった上院議員250人に代わる新しい上院議員200人を決める上院選は、3回に及ぶ互選によって7月26日までに候補者を200人に絞り込み、7月2日に当選者200人が正式発表されると報じられていた。だが、最終選考で残った候補者の一部について、違反を指摘する苦情が選管に複数寄せられており、その検証作業のために当選者の正式発表が遅れているとのことだ。
中央選管によれば、法律では「当選者の発表は最終選考から少なくとも5日経過してから行う」と規定されているが、当選者発表の期日に関する規定はなく、現在の状態を「発表が延期されている」とか「発表が遅れている」とするのは間違っているという。