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米国とスウェーデン タイ軍への戦闘機売り込みで競合 米側が事実上の値下げか

タイ空軍は退役時期が迫っているジェット戦闘機に代わる新しい戦闘機を購入しようとしており、米国製F-16とスウェーデンのサーブ社製グリペンが候補に挙がっている。このなか、タイ国防省関係筋によれば、米国側がこのほど、戦闘機代金の分割払いの利息の引き下げを伝えてきたという。

タイ空軍の首脳の間から「F-16は金利が高い」「グリペンの方がよい」といった声が上がっていると報じられていたが、これが米側の実質的値下げにつながった可能性があるという。パンパクディー空軍司令官によれば、戦闘機選考の検討結果は先ごろ、スティン国防相に提出されたが、関係筋は、この報告の中で「グリペンが最適」とされていた可能性があると指摘している。

スティン大臣は戦闘機購入などについて話し合うため近く米国を訪問する予定だが、同筋は、「米国とスウェーデンに価格引き下げ競争をさせるためにもタイ空軍が早期に機種選定を決定することはないだろう」と話している。

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