タイ貢献党とタイ威信党の裏取引疑惑 威信党党首がタクシン元首相とゴルフにカラオケ
タクシン派の中核与党・タイ貢献党と与党第2党・タイ威信党の間に裏取引が存在するのではないかと見方が出ているが、タイ威信党党首のアヌティン副首相兼内相はこのほど、この疑惑を全面的に否定した。
関係筋によれば、アヌティン党首が先ごろ、東北部ナコンラチャシマ県のリゾートで仮釈放中のタクシン元首相と一緒にゴルフやカラオケをしていたことから、2党の間で秘密の話し合いが行われたのではないかと憶測が生ずることになった。
だが、アヌティン党首は、「タクシン氏と私の家族は別々のホテルに泊まったし、タクシン氏と政局について話をしたことはいない」と否定した。 また、タイ威信党主導で実現した大麻合法化を現政権が撤回する姿勢を見せ、これに威信党が反発するという問題が起きているが、アヌティン党首によれば、これについてタクシン氏と話し合った事実もないとのことだ。