外来魚問題 下院調査委員会の出席要請にCPフーズ応じず 過去にタイに試験的持ち込み
外来魚ブラックチン・ティラピアの大量増殖で養魚ビジネスなどに影響が出ている問題で、タイ下院外来魚増殖問題調査小委員会のナタチャ議長(前進党議員)は7月25日、同日に開かれた小委員会にCP(チャロン・ポカパン)グループ傘下のCPフーズ(CPF)担当者が出席しなかったことに不快感を表明した。
CPFは2010年に研究目的でブラックチン・ティラピアをタイに持ち込んでおり、小委員会はCPFの説明を聞きたいとしていたが、同社は事前に文書で「欠席する」と伝えてきた。
同議員は、「この問題では様々な憶測が飛び交っているので、CPFの説明を聞きたいと思っていたが、漁業局や農業省など政府機関の情報に基づいて結論を出さざるを得ない。この問題に関しては、訴訟となる可能性があるので、来週にも法令委員会(国の法律最高諮問機関)に法的アドバイスを求める予定」と話している。