75歳誕生日迎えたタクシン元首相 経済問題を懸念 「政府に助言する用意がある」
仮釈放中のタクシン元首相が7月26日、75歳の誕生日を迎えた。これを祝いに元首相が居住するバンコク都バンプラート区チャランサニットウォン通りの邸宅には、与党第2党・タイ威信党のアヌティン党首、主要与党・国民国家の力党のタマナット幹事長ら政財界の重鎮多数が訪れた。
報道陣は邸宅内に入ることが許可されなかったが、誕生祝いの主催者側から75歳の誕生日にちなんで制作された元首相の写真と「75、自宅ほどよいところはない」とのメッセージがプリントされた記念のTシャツが報道陣に披露された。
また、元首相は、報道陣の共同インタビューに応じ、「タイが直面している経済問題について懸念しており、求められれば政府に助言する用意がある」などと発言。また、8月22日に刑期満了となった後、政治ポストに就任するとの見方が出ているが、その可能性は否定した。