極右政党代表がタイ貢献党の解党を請求 「タクシン元首相が党を牛耳じるのは違憲行為」
ペートンタン首相が党首を務めるタクシン派・タイ貢献党については、同党首の父親であるタクシン元首相が「実質的な党首」であり、絶大な影響力を及ぼしているとされることから、「党役員でも党員でもないタクシン氏が貢献党を牛耳っているのは政党法違反である」との理由で同党解党を裁判所に求める訴えがすでに中央選挙管理委員会に出ている。
これに加えて、極右政党とされるタイパクディー党のワロン代表が同様の理由で新たに同党解党求める訴えを中央選管に行った。同代表によれば、タクシン氏は、組閣前に娘のペートンタン首相について、「重荷になるので国防相を兼任すべきではない」などと記者の前で述べていたが、内々にアドバイスするのはありだろうが、人前で話すのは明らかな干渉であり容認できないという。