タイVISA・労働許可証の申請代行はバンコク週報にお任せ下さいこちらをクリック

タクシン元首相のVIPルーム入院服役に活動家が提訴 「政府職員が職権乱用」

タクシン元首相が警察病院特別室に入院しながら服役していることについて社会活動家のシースワン氏が12月19日、「役人4人が職権を乱用し元首相が特別待遇を受けるのを許している」と行政裁判所に訴えた。同氏はこの4人を、矯正局、バンコク拘置所、医療矯正施設、警察病院の最高責任者である政府職員としている。

シースワン氏によれば、これらの役人4人による職権乱用によって元首相は法律と規則に違反する形で警察病院の豪華な部屋で過ごすことができているという。

シースワン氏は、「2017年制定の矯正法55条には、受刑者を治療目的で刑務所外に移す場合は受刑者が重症か感染症にかかっている必要があると明記されている。だが、タクシン元首相の場合、矯正局と担当医が行った説明では矯正法55条に合致しているとは言えない。元首相の警察病入院に関しては裁判所しか合法か否かを判断できない」としている。

一方、矯正局など関係当局が12月7日、受刑者が刑務所外で医療サービスを受けることなどに関する新規則を発表したが、シースワン氏は「元首相が刑務所外で過ごすことができるようにするために設けられた規則であることは明々白々」と糾弾している。

この記事がお役に立ちましたら
フォローをお願いします

シェアしていただければ幸いです
目次