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1日当たり最低賃金全国一律400バーツへの引き上げが遅延か 労相が賃金生活者に謝罪

ピパット労相はこのほど、1日当たり最低賃金の全国一律400バーツへの引き上げが遅れていることについて、「400バーツへの引き上げを待望している最低賃金生活者に謝罪したい」と述べた。

政府は、新年度の始まる10月1日に400バーツの最低賃金導入を予定しているが、残された時間は多くはない。最低賃金の改定には、政府、雇用者、被雇用者の代表それぞれ5人、計15人で構成される3者委員会の承認がまず必要だが、先ごろ開かれた同委員会の会合は定足数に達せず、承認ができなかった。規則では、賃金改定には、代表の3分の2(10人)以上が出席する会合で承認を得る必要があるとされている。

なお、3者委員会の政府代表5人には、タイ中央銀行の幹部も含まれるものの、中銀代表は1年ほど前から欠員となっている。このため、政府は中銀に代わりの代表を出すよう求めており、これが実現すれば、今週中にも3者委員会を開いて400バーツへの賃上げを承認できると考えているという。

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