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チャイタワット元前進党党首 「不敬罪を恩赦対象除外」とする下院決議に失望感示す

政治関連の犯罪者に恩赦を与える法案について、先ごろ下院で恩赦対象に不敬罪を含めるとの案が反対多数で否決されたが、チャイタワット元前進党党首は10月25日、「不敬犯を恩赦対象に含めることが認められず残念」と述べた。

不敬犯は政治犯全体の2%程度を占めるとの統計もあり、前進党が不敬罪の存在を否定的に捉えており、前進党の後継政党で最大野党の人民党などが不敬犯を恩赦対象とすることを強く求めていた。

なお、昨年5月の総選挙で最多議席を獲得した前進党は、選挙運動の中で不敬罪を規定した刑法112条の改正を公約に掲げていたことが立憲君主制転覆の試みとされ、今年8月に憲法裁判所によって解散させられている。党首だったチャイタワット氏は10年間の公民権停止となった。

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