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プームタム副首相 カンボジアとの領土問題で[タイは領土を失わない」と明言

プームタム副首相兼国防相は10月30日、タイとカンボジアが互いに領有権を主張している海域での両国による共同石油・ガス開発に関連してタイが領土を失うことはないと明言した。

この共同開発は、2001年にタイとカンボジアの間で取り交わされた覚え書きに基づいて進められることになっているが、主要野党・国民国家の力党(PPRP)は30日、覚え書きに添付された地図では東部トラート県クート島の半分ほどがカンボジア領とされており、この覚え書きに基づいた共同開発に反対すると表明。このため、プームタム副首相が急遽、釈明することになった。 PPRPによれば、過去にタイとフランスの間で結ばれた条約では、トラート県全域がタイ領とされており、2001年の覚え書きはこの条約に違反しており、受け入れられないという。

PPRP幹部のティラチャイ元財務相は、「タイ政府がカンボジアとの共同投資を予定していることに問題はない。だが、2001年の覚え書きは違法であり、これに基づいたフレームワークのもとで話し合いを進めることには反対」としている。

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