副首相兼国防相がクート島訪問へ 「タイの領土であることを改めて確認するため」
タイ湾に面する東部トラート県クート島であるが、野党の政府批判に伴い2001年にタイとカンボジアが取り交わした覚え書きで南側半分がカンボジア領とされていることに注目が集まっているが、プームタム副首相兼国防相はこのほど、国防事務次官や海軍司令官などと11月9日にクート島を訪れる予定だと明らかにした。同島がタイ領であることを国内外に示すことが目的という。
プームタム副首相は、「我々はクート島がタイの領土であることを改めて確認するためにこの島を訪れる。これによって島民は安心することができる」と話している。
タイ政府は、クート島の領有権についてカンボジアと交渉するために合同技術委員会を設置する予定だが、これについてプームタム副首相は、「外務省が委員会の立ち上げを担当しており、間もなく委員候補の選定に関して閣議に承認を求める予定」と説明した。