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タクシン元首相の診療記録開示 法相が法的に困難と指摘 「本人の同意が必要」を説明

タウィー法相はこのほど、情報セキュリティ関連法があるためにタクシン元首相の警察病院入院期間中の診療記録をいまだに国家汚職制圧委員会(NACC)に提出できないでいると説明した。

タクシン氏は昨年8月末に帰国してすぐに首相在任中の不正容疑などで禁錮刑を言い渡されて服役し、今年8月に正式に釈放された。だが、刑務所で過ごしたのは正味1日に満たず、病気を理由にバンコク都心の警察病院特別室に入院するという形で服役することが許されていた。

この入院については、学識経験者や野党議員から「病気というのは元首相を特別扱いするための口実ではないのか」といった指摘が出ており、病気だったことを証明するために診療記録を開示せよとの要求も出ている。

しかし、タウィー法相によれば、元首相の診療記録は実際に存在するものの、警察病院がこれを関係当局などに提出するには元首相本人の同意が必要であり、このため、NACCにまだ提出できていないとのことだ。

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