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与党第2党党首 軍事クーデター防止法案に反対 「クーデターは政治家次第」

与党第2党・タイ威信党のアヌティン党首(副首相兼内相)は12月9日、軍事クーデターの可能性を小さくすることが目的とされる国防省管理法改正案に反対を表明した。

タイではこれまでに何度となく軍部が武力で全権を掌握するクーデターが起きているが、同党首によれば、同案に基づいた法改正が実現しても軍事クーデターのような反乱の防止に役立つとは思えず、また、クーデターを防止するには政治家がクーデターの口実にできるような状況を作り出さないことが肝要という。

同党首は、「軍部がクーデターを起こす状況はいくつかあるが、そのほとんどは政治が作り出す状況だ。我々政治家がこのような状況を生み出さなければクーデターは起きない」と言い切る。タイ威信党は、国防省管理法改正案が議会に上程されてもこの案には賛成票を投じないとのことだ。

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