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亡命生活送るインラック元首相 来年帰国し一時収監され恩赦で自由の身か

裁判で有罪判決を受けるのを嫌い国外逃亡し、以来7年にわたり事実上の亡命生活を続けているインラック元首相について、法律専門家のウィサヌ元副首相はこのほど、「法の裁きを受ける覚悟があるなら、いつでもタイに帰国することができる」と述べた。

同じく有罪判決を嫌って国外逃亡した実兄のタクシン元首相は、昨年8月末に15年ぶりに帰国し、有罪判決の言い渡し、収監、恩赦による減刑、仮釈放などを経て現在自由の身となっている。そのため、インラック元首相も来年にもタイに帰国して軽い刑で自由の身になるとの見方が出ている。

ウィサヌ氏によれば、仮にインラック元首相が帰国した場合、裁判所に出頭して有罪判決を受け収監され、恩赦による減刑などを求めるという通常の手続きをとることになる見通し。

また、タクシン元首相は病気を理由に刑務所でなく警察病院の特別室で服役することが許可され、厳しい批判を浴びたが、同氏は、「鉄格子のある刑務所ではないが、(病室も刑務所と同じ)拘禁施設であると理解できる」と指摘する一方で、インラック元首相については「重病という話も聞いたことがないので、帰国して服役するのに問題はないはず。また、(減刑のために)国王陛下の恩赦を請求することになろうが、この件について私は発言を控える」と述べた。

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