重要な閣僚会議欠席の閣僚をタクシン氏が強く批判 タイ威信党との間に亀裂か
中核与党・タイ貢献党に隠然たる影響力を有するとされるタクシン元首相が先ごろ、重要な閣僚会議を欠席した一部閣僚を批判。このため、与党間に亀裂が生じつつあるとの見方も出ているが、タイ貢献党のソラウォン幹事長は、「タクシン氏は大先輩であり、その言葉には価値があり、我々も常に耳を傾けている」としながらも「連立政権は任期を全うするために今でも結束している」と強調した。
「タクシン氏の批判の矛先はタイ威信党(与党第2党)」との見方もあるが、アヌティン同党党首は、「我が党が批判されたとの認識はない。定例閣僚会議は通常毎週火曜日に開かれているが、(重要案件が審議された)閣僚会議は水曜日に開かれており、日程の変更を私は聞かされていなかった」と説明している。